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緊急事態宣言延長に伴う当院の方針について

公開日:2020/05/10

政府より5月31日まで緊急事態宣言が延長されることが発表されました。
なかた歯科クリニックでは5月6日までに定期的なメンテナンスをご予約されている患者さんには可能な限りご予約の延期をお願いしておりましたが、
感染予防対策、来院患者数の制限を継続した上で、下記の理由から延期させていただいていた定期的なメンテナンスを再開させていただきます。

①定期的なメンテナンスの重要性
 歯科の病気は予防、早期発見、早期治療が特に重要になります。長期的にメンテナンスを行えないことで症状の悪化を招く可能性があります。また、歯周病の重症化は全身状態に悪影響を及ぼします。

②口腔ケアによる新型コロナウイルス感染の抑制
 歯周病やむし歯等の歯科感染症があり口腔内に細菌が多い人はインフルエンザにかかりやすく重症化しやすいことが報告されています。これは口の中や喉の細菌が上気道粘膜を保護する糖タンパク質を溶かしてインフルエンザウイルスの吸着と侵入に加担するからと考えられており、コロナウイルスに関しても同様のことが考えられます。口腔慢性感染症患者や口腔清掃のままならない高齢者などの口腔細菌数は、数千億個にもなります。お口の中を清潔に保つことによって新型コロナウイルスの感染リスクを下げることができると考えています。

③オーラルフレイルで易感染性宿主にさせない歯科医療は極めて重要
 口腔機能の低下やそれにより食の偏りがある状態をオーラルフレイルと呼んでいます。
オーラルフレイルには大きく分けて⑴歯の喪失→⑵滑舌の低下・食べこぼしやむせの発生→⑶咀嚼する力の低下・食事量の低下→⑷嚥下障害発生という段階があります。
咀嚼嚥下機能 が障害されると、経口摂取が進まないため、栄養を十分に摂取できず、低栄養状態や脱水に陥り全身の免疫機能が低下します。口腔ケアを行い、オーラルフレイルを防ぐことで免疫機能低下を防ぎ、コロナウイルス感染予防に役立ち、肺炎などを伴う重症化の予防にもなると考えています。

④歯科での感染リスク
 4月30日現在 日本歯科医師会が「今日まで歯科治療を通じて患者が新型コロナウイルスに感染した例はは1件もない。」と発表しました。このことから十分な感染予防を行いながらメンテナンスを再開することは可能と判断しました。
しかし、日本のPCR検査数の少なさから正確な患者数が把握できてない可能性もあります。つまり、我々歯科医療従事者は油断せず、国内外の信頼出来る論文を精査して万全の感染対策をして行って行く必要があると考えております。
なかた歯科の感染予防対策に関しては過去の記事をごらんください。

新型コロナウイルス拡大における当院の感染予防体制に関して

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